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監督:タン・チュイムイ
プロデューサー:ウー・ミンジン
出演:タン・チュイムイ、ピート・テオ、ブロント・パララエ、ジェームス・リー、ジニー・ウーイ
日本語字幕:神部明世
翻訳協力:ワイズ・インフィニティ
協力:大阪アジアン映画祭
配給提供:天画画天(Heaven Pictures)、HK株式会社
配給:Cinemago
2021/香港・マレーシア/106分/カラー/G
原題:『野蛮人入侵』
(C)2022 By Heaven Pictures/HK/Cinemago

NEWS
2025年5月6日
2025年3月31日

INTRODUCTION
復帰作はアジア版『ボーン・アイデンティティー』⁉︎
引退した名女優は、闘いの果てに
見失った《自分》を見つけられるのか──
復帰作の撮影の中で、母親として生きる現実世界と女優として生きる映画世界が交錯しながらも主人公が《己との闘い》を模索する姿を描いた『私は何度も私になる』は、マレーシアの自然豊かなロケ地と香港映画的な武術要素が同居する、予測不能の人生×修行ファンタジックムービー。
本作を手がけたタン・チュイムイは、2017年に日本初公開された『タレンタイム~優しい歌』(2009)の名匠ヤスミン・アハマドらと2000年代のマレーシア映画界を牽引した女性監督。初長編作『愛は一切に勝つ』(2006)で釜山国際映画祭ニュー・カレンツ・アワード及び国際批評家連盟賞を受賞し、第36回ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワードを受賞する快挙を達成。同作は、第19回東京国際映画祭「アジアの風」部門で「マレーシア映画新潮」の一作として上映され、大きく注目された。2024年には、ミュウミュウ「女性たちの物語」第27弾作品として最新監督作が東京で上映され、赤楚衛二・山本美月ら多数の著名人が鑑賞。また同年、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた『蒙古馬を殺す(英題:To Kill a Mongolian Horse)』はベネチア国際映画祭で受賞を果たし、第20回大阪アジアン映画祭でも特別上映された。
10年以上の監督休業からの復帰作『私は何度も私になる』では自ら主演を務め、女性として、映画人としての想いを込めた半自伝的作品を完成させた。また、主人公の復帰を提案する映画監督ロジャー・ウー役を『タレンタイム~優しい歌』の音楽監督などで知られるシンガーソングライターのピート・テオ、主人公に武術を教えるロー師範役を『私たちがまた恋に落ちる前に』の監督ジェームス・リーが演じ、マレーシアの名だたる映画人が顔を揃え“マレーシア・ニューウェーブ”の新たなムーブメントに期待が寄せられる。
STORY
出産と離婚を経て引退した名女優ムーン・リー。かつて仕事をともにしていた映画監督ロジャー・ウーは、彼女にアジア版『ボーン・アイデンティティー』なアクション映画の主演を務めてほしいとオファーする。
ムーンは幼い息子ユージョウをロジャーのアシスタントに預けつつも、ロー師範のもとで撮影に向けての過酷な武術訓練に励む。
しかしある日、思わぬ知らせが届く。それは映画スポンサーからの「ムーンの元夫ジュリアードを相手役として起用したい」という提案だった。
一人の女性として、映画人としてムーンが模索する《己との闘い》と《自分》とは?

REVIEW
ケイシー・チョン(映画評論家/Casey's Movie Mania)
人生は、芸術を模倣する。その逆もまた然りだ。
この映画は、タン監督の人生を描いた芸術であり、彼女の芸術を描いた人生だ。
マーヤ・コルベッカ(映画評論家/eastern Kicks)
タン・チュイムイのカムバック作は、虚構と現実を遊び回る変幻自在な子どもであり、レッテルやジャンルで縛られることをどこまでも嫌がる。
映画史上に残る、愛すべき《野蛮人》な一作だ。
アドリアーナ・ロザーティ(映画評論家/Asian Movie Pulse)
マレーシア・ニューウェーブのパイオニアが、10年以上の監督業休止からの復帰で作り上げたのは、流水のようにあらゆるジャンルが移り変わる予測不可能なメタ・シネマだ。
「母親になった女性が自らの人生を取り戻す」という普遍的なテーマを描いた映画で、これほど楽しく、驚きと興奮に満ちた体験を得られた作品はかつてなかった。
ロブ・アルダム(映画評論家・編集者/Backseat Mafia)
タン監督は本作の物語を通じて、心地よくもメタ表現に満ちた宇宙を展開していく。『私は何度も私になる』は、そんな宇宙の謎を解き明かす価値のある映画だ。
リー・ジャットン(映画監督/Film Inquiry)
タン・チュイムイでありムーン・リーでもある一人の人間は、スクリーンの中でも外でも、「母親」という存在を超える存在となる。
カルリート・パブロ(映画評論家・ジャーナリスト/Georgia Straight)
この映画は、適応し、進化し、その果てに幸福を見つけ出せる人間の無限の力を讃える。まさしく、人間讃歌だ。
マット・リンチ(映画評論家/In Review Online)
この映画が優れているのは、一人の女性の人生において繰り広げられる、仕事と母性の間での自己の駆け引き“だけ”じゃない(無論、タン監督の自伝的要素は素晴らしい質感で、本作の魅力の核の一部だ)。
もう一つの魅力は、タン監督のプロフェッショナル魂が存分に発揮される、シンプルでスタイリッシュな格闘技映画も同時に観られることだ。
アンソニー・フランシス(映画評論家/The Movie Revue)
タン監督は 、様々な名作オマージュというイタズラっ子のような遊び心を交えつつも、ひどく個人的な、だからこそ普遍的で感動できる、心と魂の旅を映し出した。

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